青汁における食物繊維の含有量

青汁に含まれる代表的な栄養素の一つに「食物繊維」があります。
一般的に、食物繊維は葉物野菜や根菜に多く含まれており、代表的な食材にはキャベツやさつまいも、ごぼう、玄米などがあります。

この食物繊維にはスッキリした毎日をサポートするなど様々な働きをもっており、慢性的な野菜不足の日本人に不足している栄養成分の一つといえます。

~ 青汁に含まる食物繊維 ~

青汁の原料となるケールはキャベツとよく似た野菜ですが、食物繊維が多く含まれているキャベツと同様、ケールにも食物繊維が多く含まれています。
また、大麦若葉や明日葉、桑の葉や長命草など、青汁に使用されることの多い野菜はどれも食物繊維が豊富に含まれています。

一方で、これらの原料を青汁に加工する際には「搾る」という作業が行われます。

その際、食物繊維は「搾りかす」となって取り除かれ、それからさらに粉末に加工することになりますので、はたして食物繊維はどのくらい残っているのだろう?という疑問も出てくるかもしれません。

この点について、食物繊維には大きく「水溶性」と「不溶性」の2種類があります。
青汁が加工される際に取り除かれる搾りかすは不溶性食物繊維であり、水溶性のものは取り除かれることなく青汁の成分として含まれています。

生野菜としてそのまま食べる場合と比較すると食物繊維の量は減少するものの、、粉末青汁に加工して飲む場合でもある程度は残りますので、栄養補助としては有効だと考えてもよいでしょう。

~ 原料・製法によっても違う食物繊維の含有量 ~

ケールや大麦若葉、あるいは明日葉など、使用される原料の違いによっても食物繊維の含有量は変化します。

また、搾汁したあとに粉末に加工する製法と野菜を丸ごと粉末に加工する製法とでは、食物繊維の含有量にも違いがでてきます。製法によっては、搾りかすを捨てないで野菜丸ごと粉末に加工されている商品も多いです。

商品を購入する際には、食物繊維の含有量は商品ごとに明記されているので、そちらを目安にされると良いでしょう。

また、青汁で補える食物繊維はあくまで“補助”にすぎませんので、青汁さえ飲んでおけば野菜を食べなくてもよいわけではありません。普段の食生活のなかでも有機野菜の宅配サービスを利用するなどして、出来る限り生野菜を摂取するように心掛けましょう。